保育器

Our Challenge

Our Challenge

低い新生児死亡率を維持している日本。
その日本で、アトムメディカルの保育器はシェアNo.1を誇ります。
この圧倒的なシェアを支えるのは、私たちの強い想いと決意、そして技術開発力。

「新生児にとって快適な環境を。」
「新生児医療・看護に関わる人々に、扱いやすい製品を。」
「私たちにできることはどこまでもしていく。出来ないことは、できる手段を生み出していく。」
その強い想いから生まれた“保温”“加湿”“酸素投与”“観察のしやすさ”“感染防止”“静音性”を追求したアトムメディカルの保育器。
そのこだわりをご紹介します。

新生児死亡率

1/6

保温

低出生体重児を守るために重要な環境温度を徹底管理

体温調節機能が未熟な新生児にとって、適切な体温を維持することはそれだけで大変なエネルギーを使います。低出生体重児であれば、なおさらです。そんな児にとって、温度が不安定な環境はとてもストレスフル。そのため保育器は、安定した至適環境温度にすることが求められます。

アトムメディカルの保育器は、0.1℃単位での温度設定が可能です。そして、器内を設定した温度に自動で正確に保ち続けます。
さらに、フード(本体の上部透明部分)の正面・背面箇所は、児の体温低下を最小限にする目的で『ダブルウォール構造』を採用しています。この『ダブルウォール』の間を温められた綺麗な空気が流れることにより、手入れ窓を開けてもエアカーテンが形成されるため、外気の進入を防ぎ、器内温度の低下を抑えています。

手入れ窓からの外気の侵入を防ぐエアーカーテン

気流の流れ 可視化実験

手入れ窓からの外気の侵入を防ぐエアーカーテン。

ここまで熱損失にこだわった保育器はないといわれても、これで満足しているわけではありません。
保育器にとって最も重要である保温機能をどれだけ大切にするか。どれだけこだわるか。
“どこまでも”
それがアトムメディカルの答えです。

2/6

加湿

低出生体重児に適度な加湿環境を

出生直後の児は、皮膚からの蒸散によって熱や水分が奪われやすい状態にあります。
気道粘膜が乾燥すると、細菌やウィルスへの抵抗力も下がります。
そのため低出生体重児を守るために、湿度の高い環境が必要です。
しかし、器外から常に空気を取り込んでいる保育器は、外部と内部の温度差によって乾燥した環境になりがちです。

そこでアトムメディカルでは、器内を設定した湿度環境へとスピーディーに調整できるように、加湿槽の構造を工夫したスチーム方式を採用。
その結果、器内を高い温度に保っても、相対湿度90%以上の高加湿を維持することが可能になりました。
また加湿槽など加湿回路の部品はすべて取り外しができ、容易に清拭・消毒が行えるため、現場で高い評価を得ています。

脱着・清拭が簡単な加湿槽
脱着・清拭が簡単な加湿槽。

3/6

酸素投与

未熟な肺機能に精度の高い酸素投与を

酸素は人間が生命を維持するために欠かせないものです。
ところが、肺の機能が未熟な低出生体重児は、呼吸による酸素の取り込みが弱いために呼吸努力を必要とし、必要以上のエネルギーを消費してしまいます。
通常よりも酸素濃度の高い環境があれば、呼吸に使うエネルギー消費を軽減できます。しかし当然のことながら過剰な酸素投与も悪影響となり得ます。
重要なことは、一人ひとりの状態に合わせ、適正な酸素濃度を一定に保つことです。

そのためアトムメディカルは、精度の高い流体制御装置(マスフローバルブ)を開発し、酸素濃度を正確にコントロールすることに成功しました。

酸素コントローラで酸素濃度を設定
酸素コントローラで酸素濃度を設定。
設定された酸素濃度を保つために、必要な酸素流量を自動で制御します。

4/6

観察

ケアに欠かせない観察、
家族とのコミュニケーションをどこまでも密に

低出生体重児は、高温・高加湿状態の器内環境に収容されることが多いため、フードの内面は結露で曇って視認性が悪くなり、フード越しの児の観察やケアが難しくなります。
しかし、曇るたびフードを開けて児の状態を観察していたら、器内の環境は安定するはずがありません。

アトムメディカルの保育器では、フードの構造と、壁面に沿って風を流すエアーカーテンの空気循環により、児の観察や処置の際に視認性を必要とするフードの内面が結露しにくくなっています。
また、器内環境を可視化できるトレンドグラフ機能により、温度・湿度・酸素濃度・体温の変化をモニター画面で確認できます。
これらの工夫と機能は、医療従事者だけでなく、ご家族にとっても児とコミュニケーションを図る上で重要です。

新生児死亡率
トレンドグラフ機能。1・3・6・12・24時間で
表示切替可能。

5/6

感染防止

感染リスクを低減する工夫

低出生体重児にとって、感染症は非常に大きな脅威であり、感染リスクの低減は新生児ケアの基本中の基本ともいえます。
しかし、栄養投与、おむつ交換、リネン交換、体重計測などの器内へアクセスする機会は、感染源が器内に入り込む絶好のチャンスになります。
そして、児のために安心、快適に整えられた器内の環境は、同時に細菌が繁殖しやすい環境でもあります。

安心・快適な器内に感染リスクを持ち込ませないためのアトムメディカルの工夫。
高性能フィルターより濾過された清浄な空気を常に取り込み、器内の空気を器外に排出することで、清浄な空気が常に供給される仕組みになっています。
この仕組みによって、器内に入った塵埃は速やかに外に除去されます。
また、簡単に清拭できるサニタリー構造によって保育器を清潔に保ち、児を感染リスクから守ります。

静電フィルター
外から汚れが見える、静電フィルター。
サニタリー構造
簡単に清拭できるサニタリー構造。

6/6

静音性

図書館並みの静音レベル

私たちは、児にとって静かな環境はとても大切だと考えています。
大人にとっては通常の大きさの音であっても、十分に発育する前に生まれた低出生体重児には不安感や不快感を招き、ストレスの原因になるかもしれません。

アトムメディカルの保育器は、保温や加湿の動作音や処置窓の操作音など機器からの様々な騒音によって、児にストレスを与えてしまわないように工夫をしています。
その結果、安定した保温や加湿時の環境では、図書館並みの静音を実現しました。
処置窓の開閉部にはロータリーダンパーを設け、処置窓から手を離してもゆっくり静かに開く構造になっています。

ロータリーダンパーについては「どうしてそこまでするのか?」という声もありました。
人は、予期しない衝突音にストレスを与えられます。児にとっても同じはずです。
1日に何度も衝突音があったら、安らかにいられるでしょうか。
私たちにとって「そこまでする」のは、児の安静を守り、ケアをする人々の負担を少しでも軽減するために当然のことでした。

ロータリーダンパー
静かにゆっくりと倒れる、ロータリーダンパー。

たゆまず、
あきらめず、より良い保育器を届けるための技術革新を

保育器の主要機能一つひとつにこだわり抜くことによって、アトムメディカルならではの保育器が生み出されています。
「より良いものを」「もっとこういうものを」と突き詰め、ないもの、できないことは自らの手で新たなものを生み出して可能にする。感性を研ぎ澄まし、アイデアや技術を追求し、限界を打ち破っていく。
新生児と、新生児を見守りケアをする人々のために、より安全・快適で使いやすい保育器を。その歩みには妥協も終わりもありません。