女性が妊娠してから赤ちゃんが生まれて2週間くらいまでを、専門的な言葉で「周産期」と言います。アトムメディカルは、その期間に必要な、特殊な医療機器の開発をしています。具体的に言うと、産科や婦人科では分娩台や検診台、新生児医療では保育器などですね。
製品を開発する体制としては、部内からメンバーを選出して「プロジェクト」を組む形を取っています。用途や目的に応じて、集まるメンバーや人数も変わってきますね。さらに、メンバーのなかからプロジェクトリーダーを決めて、その人を中心に開発を進めていきます。
アトムメディカルの製品づくりの体制として大きな特徴は、ほとんどの製品を外注することなく、開発から生産まで一貫して自社で行っているということです。
その理由は、多品種少量生産という特徴があるためです。また、なにより医療に使用される機器なので、簡単に組み立てて、そのまま出荷できる訳ではありません。最終的な検査などが必要ということもあって、自社工場で開発から生産までを一貫して行っています。 さらに大きな理由は、品質の問題です。すべて自社でまかなえば、部品レベルからきめ細やかに目が行き渡るので、製品の品質に自信をもってお届けすることができます。そういう面は、やはり「内製」のいいところだと思っています。
まず営業部門から営業スタッフが聞いてきた医療現場の意見を集約し、それをもとに、さらに技術者自ら市場調査を行います。ドクターや看護師さんから生の声を聞き、具体的なイメージを掴んでから、企画に取りかかるわけです。企画が通ると、具体的な機器の設計を行い、試作機を製作。さらに、試験や市場に送り出すための厚生労働省への申請・承認を経て世に送り出します。
昔から技術職に向いているのは、忍耐力の強い人と言われています。もちろんこれも必要です。それに、一定期間内で一定の成果を出さないといけない、となると1日十数時間の作業や泊まり込みの作業になることもあります。体力も大切ですね。さらに、プロジェクトを進める上で欠かせないのがコミュニケーション能力です。医療現場で喜ばれる製品を作るためには、チームワークは必須です。 また、好奇心も重要です。「これはどうなってるのか」といった問題意識を常に持つことが必要だからです。